
こんにちは!元リフォーム営業マンのユースケです。
毎日使う洗面台。朝の身支度から夜のスキンケアまで、私たちの生活に欠かせない場所ですよね。でも、いざリフォームや新築で洗面台を選ぶとなると、種類が多すぎて「どれがいいんだろう?」と頭を抱えてしまう方も多いのではないでしょうか?
「デザインも気になるけど、やっぱり使いやすさも譲れない…」 「収納はたくさん欲しいけど、掃除は楽がいいな…」 「予算内で最高の洗面台を見つけたい!」
そんなあなたの悩みを解決すべく、今回は大手メーカー・クリナップの洗面化粧台に焦点を当てて、各モデルの特徴や価格帯、そしてどんな方におすすめかを、私の営業経験を交えながら徹底解説していきます。
この記事を読めば、あなたのライフスタイルにぴったりの洗面台がきっと見つかるはずです!
1. 洗面化粧台選びの基本:ここをチェックしよう!
クリナップの各モデルを見る前に、まずは洗面化粧台選びで重視すべきポイントを整理しておきましょう。
1.1. サイズ(間口・奥行き・高さ)
設置するスペースに合うかはもちろん、使い勝手を左右する重要な要素です。
- 間口: 60cm、75cm、90cm、120cmなど。広いほど収納やカウンターのスペースが確保できます。
- 奥行き: 浅めだと省スペースに、深めだと洗面ボウルが大きく使いやすいです。
- 高さ: 身長に合わせて選ぶことで、腰への負担が軽減され、快適に使えます。一般的な目安は「身長 ÷ 2 + 5cm」です。
1.2. 洗面ボウル(シンク)の形状と素材
- 広さ・深さ: 洗顔、手洗い、つけ置き洗いなど、何をどれくらいするかで必要なサイズが変わります。
- 素材: 人工大理石、陶器など。お手入れのしやすさやデザインで選びましょう。クリナップの洗面ボウルは、水がスムーズに流れる工夫がされています。
1.3. 収納力と収納タイプ
洗面台周りは小物が多くなりがち。収納力が充実しているか、使いやすい収納タイプかを確認しましょう。
- 引き出しタイプ: 奥まで見渡しやすく、収納しやすい。
- 開き扉タイプ: 高さのあるものを収納しやすい。
- フロートタイプ: 床から浮いているデザインで、空間が広く見える。
- 三面鏡裏収納: 細かいものを整理しやすい。
1.4. ミラーキャビネットの機能
照明の種類(LED、縦型照明など)、コンセントの数と位置、曇り止め機能などもチェックポイントです。
1.5. 水栓の種類
シングルレバー水栓、シャワー水栓、タッチレス水栓など。使いやすさや価格に影響します。
2. クリナップ洗面化粧台:価格帯別おすすめモデル徹底比較
クリナップの洗面化粧台は、様々なライフスタイルや予算に合わせて幅広いラインナップを展開しています。今回は、主要なモデルを順に見ていきましょう。
2.1. 普及価格帯のスタンダードモデル:BGA
クリナップの洗面化粧台の中で、最もスタンダードでコストパフォーマンスに優れたモデルが「BGA」です。
-
- 特徴:
- サイズ展開: 間口75cmと60cmが中心で、コンパクトなスペースにも対応しやすいです。
- シンプルなデザイン: 一面鏡の開き扉タイプが基本で、どんな空間にも馴染みやすいシンプルなデザインです。
- 基本性能: シングルレバー水栓が標準で、洗面台としての基本的な機能はしっかりと備わっています。
- 奥行き: 奥行きが50cmとやや浅めなので、狭い空間でも圧迫感なく設置できます。
- カラーバリエーション: ボウルカラーは清潔感のある白、扉カラーは標準色とハイグレード色合わせて3色から選べます。
- 特徴:

ユースケ的アドバイス: 「BGA」は、とにかく予算を抑えつつ、必要十分な機能を求める方におすすめです。アパートやマンションの洗面台交換、またはコストを抑えたい新築物件に最適です。シンプルながらもクリナップの品質は保たれているので、安心して選べるモデルですよ。オプションでミラーキャビネットを三面鏡にしたり、シャワー水栓に変更したりすることで、使い勝手を向上させることも可能です。
2.2. 中級グレードで機能充実:ファンシオ
「BGA」よりワンランク上の中級グレードに位置するのが「ファンシオ」です。特に洗面ボウルの使いやすさにこだわりたい方におすすめです。
-
- 特徴:
- 「流れるボール」: このモデルの最大の特徴は、洗面ボウルが奥に向かってなだらかな傾斜になっており、水がスムーズに排水口へ流れる「流れるボール」を採用している点です。これにより、洗面ボウルに水や泡が溜まりにくく、お手入れが格段に楽になります。
- 間口と深さ: 間口75cmが主流で、ボウルに深さがあるため、手洗いだけでなく、つけ置き洗いなどにも便利です。
- ハイバック仕様: 水栓の根元部分が立ち上がったハイバック仕様なので、水栓の根元に水垢がつきにくく、掃除がしやすいです。
- 収納: 開き扉と引き出しの組み合わせが多く、収納力も充実しています。ハンドソープなどを置けるスペースも確保されています。
- カラーバリエーション: 扉カラーは複数色展開しており、より好みに合わせたデザインを選べます。
- 特徴:

ユースケ的アドバイス: 「ファンシオ」は、日々の洗面台のお手入れを楽にしたい、という方に自信を持っておすすめできるモデルです。特に「流れるボール」は一度使うと手放せなくなるほど快適ですよ。デザイン性も向上し、実用性と美しさを両立したい方にぴったりの選択肢です。
2.3. スタイリッシュな機能美:S
「ファンシオ」の機能性をベースに、デザイン性をさらに追求し、細部の使いやすさにもこだわったのが「S」です。
-
- 特徴:
- ステンレスキャビネット: キャビネットの引き出し内部や底板にステンレスを使用しているため、湿気に強く、カビや臭いの発生を抑え、非常に衛生的です。長く清潔に使いたい方には大きなメリットです。
- 「流れるボール」: ファンシオ同様に「流れるボール」を採用しています。
- ミラーキャビネット: 三面鏡には縦型のLED照明が標準装備されており、顔全体を明るく照らしてくれます。また、水抜き穴付きのトレーや、内側・外側に配置されたコンセントなど、細かな使い勝手への配慮が光ります。
- デザイン: 全9色の扉カラーから選べ、よりスタイリッシュな空間を演出できます。
- ユニークなオプション: オプションで足で操作できる体重計収納など、ユニークな機能も選択可能です。
- 特徴:

ユースケ的アドバイス: 「S」は、デザインにもこだわりたいけど、それ以上に「清潔さ」や「耐久性」を重視したい方に強くおすすめします。特に、洗面所は水回りで湿気がこもりやすい場所なので、ステンレス製のキャビネットは非常に大きな魅力です。長く快適に使える洗面台を探しているなら、ぜひショールームで実物を見て触れてみてください。体重計収納はユニークですが、実際に必要かはよく検討しましょう。
2.4. 最高峰の美しさと機能:ティアリス
クリナップの洗面化粧台における最高級グレードが「ティアリス」です。まるで家具のような美しさと、最高品質の機能が融合しています。
-
- 特徴:
- オールステンレス構造: キャビネットの箱や内部の全てにステンレスを使用しており、クリナップのこだわりが詰まったモデルです。圧倒的な耐久性と衛生性を誇ります。
- 人造大理石カウンター: クリスタルカウンターのような美しい人造大理石のカウンターが特徴です。カラーと天板の種類も豊富で、より上質な空間を演出できます。
- タッチレス水栓オプション: オプションでタッチレス水栓に変更可能で、衛生的かつスマートな使い心地を実現します。
- 豊富なサイズ展開: 間口75cmから最大180cmまで対応可能で、広い洗面空間や二人並んで使いたい場合にも対応できます。
- 高さ選択: カウンター高さは80cmと85cmから選べ、使いやすい高さに調整できます。
- 特徴:

ユースケ的アドバイス: 「ティアリス」は、洗面台を単なる設備ではなく、空間の主役として捉えたい方、そして品質に一切妥協したくない方におすすめです。特に、オールステンレスの構造は、クリナップの技術の粋を集めたもので、一生ものとして長く愛用できるでしょう。予算に余裕があり、最高の洗面台を手に入れたいなら、ぜひ「ティアリス」を検討してみてください。タッチレス水栓は便利ですが、その分の予算と、もしもの故障時の修理費用も頭に入れておきましょう。
2.5. 空間を演出するデザイン:L
「L」は、クリナップの中でもデザイン性に特に力を入れたモデルで、洗面空間をよりスタイリッシュに演出したい方にぴったりです。
-
- 特徴:
- フロートタイプ: 下部が床から浮いているようなフロートデザインが特徴で、空間を広く見せ、軽やかな印象を与えます。
- ベッセル型ボウル対応: カウンターの上にボウルを乗せるベッセル型の洗面ボウルを設置することも可能です。デザインの自由度が非常に高いです。
- キャビネットタイプも選択可: フロートタイプだけでなく、より収納力のあるキャビネットタイプも選択できます。
- 多様な組み合わせ: ミラーはクリナップ純正だけでなく、他メーカーのスタイリッシュなものを組み合わせることも可能で、よりパーソナルな洗面空間を創り出せます。
- 特徴:

ユースケ的アドバイス: 「L」は、洗面台のデザインを最優先したい方、特にホテルライクな空間やモダンな雰囲気を演出したい方に最適です。フロートタイプは足元がすっきりして掃除も楽ですが、収納力は他のモデルに劣る場合があります。デザインと機能性のバランスを考え、キャビネットタイプも視野に入れながら検討することをおすすめします。
3. ユースケが語る!賢い洗面化粧台選びのコツ
最後に、元リフォーム営業マンとして、あなたの洗面化粧台選びが成功するための秘訣をお伝えします。
3.1. ライフスタイルを具体的に想像する
「誰が、いつ、どのように使うのか?」を具体的に想像してみてください。
- 家族の人数は?朝の混雑状況は?
- 洗面所で洗濯物のつけ置き洗いをするか?
- スキンケア用品やメイク道具はどのくらいあるか?
- コンタクトレンズのケアをするか?
- ペットを洗うか? これらの問いに答えることで、必要なボウルの大きさ、収納量、水栓の機能が見えてきます。
3.2. ショールームで「体感」する
カタログやウェブサイトだけでは分からないのが、実際の使い心地です。必ずショールームに足を運び、実際に扉を開け閉めしたり、ボウルの深さや広さを確認したり、水栓の操作感を試したりしてみてください。可能であれば、身長に合った高さの洗面台に実際に立ってみることも重要です。
3.3. 収納計画をしっかり立てる
洗面台周りは、タオル、洗剤、シャンプー、化粧品、ドライヤーなど、想像以上に物が集まる場所です。現在の持ち物の量を把握し、将来的に増える可能性も考慮して、必要な収納量を確保できるかを確認しましょう。引き出しタイプと開き扉タイプ、どちらが自分の収納スタイルに合っているか、三面鏡裏収納はどの程度活用できるかなども検討ポイントです。
3.4. メンテナンス性も重視する
毎日使う場所だからこそ、お手入れのしやすさは非常に重要です。
- ボウルの素材は汚れがつきにくいか?
- 水栓の根元は水垢が溜まりにくい構造か?
- キャビネット内部は湿気に強い素材か?(クリナップのステンレスは非常に優れています!)
- ミラーキャビネットの掃除は簡単か? お手入れの手間が少ない洗面台を選べば、日々のストレスが減り、清潔な状態を保ちやすくなります。
3.5. 予算と優先順位を明確にする
「全て欲しい!」という気持ちはよく分かりますが、予算には限りがあります。
- 「これだけは譲れない」という絶対条件(例:流れるボール、ステンレスキャビネット)
- 「できれば欲しい」という希望(例:タッチレス水栓、デザイン性の高い扉)
- 「なくても構わない」というもの このように優先順位をつけることで、限られた予算の中で最適な選択ができるようになります。
4. まとめ:あなたの暮らしを豊かにする洗面台を見つけよう!
クリナップの洗面化粧台は、普及帯のBGAから最高級のティアリスまで、あらゆるニーズに応える幅広いラインナップが魅力です。
- BGA: コストを抑えつつ、基本性能を重視する方。
- ファンシオ: お手入れのしやすさと洗面ボウルの使いやすさを重視する方。
- S: ステンレスキャビネットによる清潔感と耐久性、スタイリッシュなデザインを求める方。
- ティアリス: 最高級の品質と機能、そしてデザイン性を追求し、洗面空間を「魅せる」場所にしたい方。
- L: 空間全体をスタイリッシュに演出したい、デザイン重視の方。
あなたのライフスタイルに最適な洗面台を見つけることで、毎日の始まりと終わりが、きっともっと心地よい時間になるはずです。
ぜひこのガイドを参考に、あなたの「理想の洗面台」を見つけてくださいね!
コメント