【2025年最新版】元リフォーム営業マン・ユースケが徹底解説！お風呂の「定価」と「実際の値段」の秘密、そして後悔しないユニットバス選びの全貌

ユースケ

皆さん、こんばんは！元リフォーム営業マンのユースケです。

今日はお風呂のリフォームを考えている皆さんが、必ず直面する疑問と、知っておくべき知識を徹底的に深掘りしていきます。テーマは、「お風呂の定価と実際の値段はなぜ違うのか？」そして「お風呂選びで絶対に決めないといけないことのすべて」です。

お風呂は、一日の疲れを癒やし、家族との大切な時間を過ごす、家の中でも特別な場所です。だからこそ、選び方一つで毎日の満足度が大きく変わってきます。ぜひ最後まで読んで、理想のお風呂を手に入れるための知識を身につけてくださいね！

第1章：お風呂リフォーム、なぜ今がチャンスなのか？
第2章：お風呂選びの基本中の基本！ユニットバスの種類と構造
1. 1. ユニットバスとは？そのメリット
2. 2. 在来工法との違い
第3章：これが決め手！お風呂選びで絶対に決めるべき11のポイント
第4章：メーカーごとの特徴と価格帯を比較！
第5章：ショールームを賢く使って、理想のお風呂を見つける！
第6章：実際の購入価格を決める要素と、賢い予算の立て方
第7章：お風呂リフォーム、知っておくと得する補足情報！
まとめ：あなたにとっての「理想のお風呂」を見つけよう！

第1章：お風呂リフォーム、なぜ今がチャンスなのか？

「そろそろお風呂のリフォームを考えているけど、本当に今がいい時期なのかな？」そう思っている方も多いでしょう。結論から言うと、今、お風呂のリフォームを検討する理由はたくさんあります。

1. 驚きの節水性能で、お財布にも優しい！

昔のお風呂と今のユニットバスでは、節水性能が格段に違います。最新の節水型シャワーヘッドや浴槽の保温機能、節水型水栓など、水の使用量を大幅に減らす工夫が凝らされています。

例えば、旧式のシャワーから節水シャワーに替えるだけで、年間数千円から数万円もの水道代を節約できる可能性があります。これは日々のランニングコストに直結し、長期的に見ればリフォーム費用の一部を回収できるほどのメリットがあるんです。家計に優しいお風呂は、まさに現代の必須条件と言えるでしょう。

2. お手入れラクラク！清掃性の進化がすごい

「お風呂掃除って、本当に大変…」そう感じている方も多いはずです。しかし、最新のユニットバスは、その手間を大きく軽減してくれます。

汚れにくい素材: 浴槽や床、壁パネルには、水垢やカビが付きにくい特殊なコーティングが施されています。
フチなし浴槽: 汚れが溜まりやすい浴槽のフチをなくすことで、サッと拭くだけで綺麗になります。
排水口の進化: 髪の毛やヌメリが絡まりにくい構造や、お手入れ簡単なパーツが採用されています。
自動洗浄機能: 床や浴槽をボタン一つで自動洗浄してくれる機能まで登場しています（一部メーカーの上位モデル）。

これらの進化により、お風呂掃除の負担が劇的に減り、時間を有効活用できるようになります。

3. 至れり尽くせりの快適機能で、毎日が特別に

「ただ体を洗うだけの場所」から、「心身をリラックスさせる癒やしの空間」へ。最新のお風呂は、様々な快適機能で私たちのバスタイムを特別なものに変えてくれます。

浴室暖房乾燥機: 冬場のヒートショック対策はもちろん、梅雨時期の洗濯物乾燥にも大活躍。カビ対策にも有効です。
保温浴槽: お湯が冷めにくく、追い焚きの回数を減らせるため、ガス代・電気代の節約にも繋がります。
心地よいシャワー: ミストシャワー、打たせ湯、ジェット水流など、まるでエステのような感覚を味わえるシャワーヘッドが増えました。
調光機能付き照明: 読書をしたり、半身浴を楽しんだり、気分に合わせて光の演出を変えられます。
サウンドシステム: 好きな音楽を聴きながら、至福のバスタイムを満喫できます。

4. 老朽化対策と住まいの価値向上

長年使ってきたお風呂は、目に見えない部分で劣化が進んでいます。水漏れ、タイルのひび割れ、カビの発生、換気扇の故障など、放置すると大きなトラブルにつながる可能性も。早めのリフォームは、そうしたリスクを未然に防ぎ、安心して暮らすために必要です。

また、リフォーム済みの清潔で機能的なお風呂は、住まいの資産価値を高めます。将来、売却を考える際にも、プラスの評価につながることは間違いありません。

第2章：お風呂選びの基本中の基本！ユニットバスの種類と構造

まず、お風呂のリフォームで選ぶことになるのは、ほとんどの場合「ユニットバス」です。在来工法のお風呂（浴室にタイルを貼って作る昔ながらのお風呂）からユニットバスへのリフォームが一般的です。

1. ユニットバスとは？そのメリット

ユニットバスとは、壁・床・天井・浴槽などが工場であらかじめ成形され、現場で組み立てる「箱型」の浴室のことです。

工期が短い: 現場での工事が少ないため、短期間でリフォームが完了します。
防水性が高い: 一体成形されているため、水漏れの心配がほとんどありません。
断熱性が高い: 壁や床、天井に断熱材が組み込まれており、保温性が高く、冬でも快適です。
品質が安定している: 工場で生産されるため、品質が均一で安定しています。
清掃性が高い: 目地が少なく、汚れが付きにくい素材が多いため、お手入れが簡単です。

2. 在来工法との違い

在来工法は、浴室のスペースに土台を組んで防水工事を行い、タイルなどを貼って仕上げていく方法です。

自由度が高い: サイズや形状、素材などを自由に選べ、デザインの自由度が高いのが特徴です。
工期が長い: 現場での作業が多いため、工期が長くなります。
費用が高くなりがち: 職人さんの手間がかかるため、費用が高くなる傾向があります。

最近のリフォームでは、機能性、施工性、コストパフォーマンスの面から、ユニットバスが主流となっています。

第3章：これが決め手！お風呂選びで絶対に決めるべき11のポイント

さて、ここからが本題です。ユニットバスを選ぶ際、カタログやショールームでたくさんの選択肢に直面します。何から決めればいいのか、どこにこだわるべきなのか、その具体的なポイントを一つずつ詳しく解説していきましょう。

1. お風呂の広さ（ユニットバスのサイズ）

まずは、浴室のスペースに合ったサイズを選びます。ユニットバスのサイズは、「1616（いちろくイチロク）」「1620（いちろくニーマル）」のように、内寸の幅と奥行きをセンチメートルで表すことが多いです。

0.75坪（1216サイズなど）: 主にマンションや狭小住宅で採用されるコンパクトなサイズ。
1坪（1616サイズなど）: 戸建て住宅で最も標準的なサイズ。
1.25坪（1620サイズなど）: 浴槽のサイズは1坪とほぼ同じですが、洗い場が約30cm広くなります。お子さんと一緒に入ったり、介護が必要な場合にもゆとりがあり、非常に人気があります。
- 価格の目安: 1坪から1.25坪へのサイズアップは、定価ベースで約10万円程度の価格アップが目安です。この差で得られるゆとりは大きいので、スペースが許すなら検討する価値は十分にあります。
1.5坪（1624サイズなど）: 浴槽も洗い場も広くなり、かなりゆったりとした空間になります。ただし、メーカーによっては設定がない場合や、対応できる住宅構造に限りがあることも。
2坪以上: 非常に大きく、特注になるケースが多いです。

既存のお風呂のサイズだけでなく、壁の厚みなども関係するため、リフォーム業者に現地調査をしてもらい、設置可能なサイズを正確に確認することが重要です。

2. グレード（スタンダード vs ハイグレード、そしてその間）

ほとんどのメーカーは、ユニットバスに複数のグレードを設定しています。大きく分けると「スタンダード」と「ハイグレード」ですが、中間に「ミドルグレード」を設けているメーカーもあります。

スタンダードグレード:
- 基本的な機能や設備が揃っており、コストパフォーマンスに優れます。
- 多くの人がこのグレードを選び、満足しています。
- 浴槽や壁の素材はFRPが基本で、シャワーや水栓もシンプルなタイプが多いです。
ハイグレード:
- デザイン性が高く、より上質な素材（人工大理石の浴槽、高級感のある壁パネルなど）が使われます。
- 断熱性能が高い、自動洗浄機能があるなど、快適性や清掃性を高める高機能オプションが標準搭載されていることが多いです。
- 価格の目安: スタンダードグレードに比べて、定価で50万円〜100万円以上高くなることも珍しくありません。例えば、パナソニックの「オフローラ（スタンダード）」と「Lクラス（ハイグレード）」では、定価ベースで100万円近い差が出ることがあります。

グレードを上げることで、選べる色柄のバリエーションが増えたり、特定の機能が標準になったりします。どこまでこだわるかで予算が大きく変わるので、どこまでが「必須」で、どこからが「あったら嬉しい」機能なのかを家族で話し合っておきましょう。

3. ドアのタイプ

浴室のドアは、使い勝手やメンテナンス、安全面に影響します。

折れ戸:
- 最も一般的で、省スペースで開閉できるのが特徴です。
- しかし、動画内でも指摘されていましたが、レール部分に水垢やカビが溜まりやすく、故障しやすいという声も耳にします。
開き戸:
- シンプルな構造で丈夫ですが、ドアの開閉に必要なスペースを確保する必要があります。浴室の入り口に十分なスペースがないと、洗面所が狭く感じられることも。
- クリエイト伸（バスルームメーカー）など、メーカーによっては標準設定の場合もあります。
引き戸:
- ドアが壁の中に引き込まれるため、開閉スペースが不要で、浴室や洗面所が広く使えます。
- 段差が少なく、出入りがしやすいため、介護が必要な方や小さなお子さんがいる家庭に特におすすめです。
- 価格の目安: 折れ戸から引き戸への変更は、定価ベースで約10万円アップが目安となります。2枚引き込み戸など、さらにバリアフリーに配慮したタイプもあります。

4. 浴槽の素材と形状

浴槽は、直接肌に触れる場所。素材や形状で入浴の快適性、清掃性、保温性が大きく変わります。

素材:
- FRP（繊維強化プラスチック）:
  - 多くのユニットバスで標準的に採用されている素材です。
  - 軽量で加工しやすく、比較的安価です。
  - 耐久性はありますが、長年の使用で表面に細かい傷がつきやすく、汚れが染みつきやすい傾向もあります。
- 人工大理石（アクリル系、ポリエステル系など）:
  - FRPよりも高価ですが、なめらかな肌触りと高級感があります。
  - 傷がつきにくく、汚れが染み込みにくいのが特徴で、清掃性が優れています。
  - 価格の目安: パナソニックの場合、FRPから人工大理石への変更で約34万円アップ。メーカーによって、さらに上位の人工大理石素材（例：TOTOの「人造大理石（ジュエリーバスタブ）」など）も選べ、その分価格も上がります。
- ホーロー:
  - タカラスタンダードのユニットバスで採用される、ガラス質の釉薬を焼き付けた金属素材の浴槽です。
  - 非常に表面が滑らかで、汚れが付きにくく、耐久性、耐熱性、保温性に優れます。
  - 独特の光沢と肌触りがあり、高級感を求める方に人気です。
  - 価格の目安: ホーロー浴槽は高価なオプションとなることが多く、グレードやメーカーによっては数十万円の追加費用が発生することもあります。
形状:
- ゆったり足を伸ばせるストレートタイプ、半身浴しやすいベンチ付き、全身を支えるようなカーブを描いたタイプなど様々です。
- 浴槽の広さだけでなく、体へのフィット感もショールームで確認してみましょう。
浴槽の色:
- 一般的な白やアイボリーだけでなく、グレーや黒などのダークカラーも選べます。
- 価格の目安: 黒色など濃い色の浴槽は、素材によっては数万円高くなる傾向があります。

5. 床の素材と機能

床は滑りやすさ、水はけ、清掃性が重要です。

FRP（樹脂製）:
- 標準的な素材で、表面に凹凸加工を施し、水はけや滑りにくさに配慮されています。
- 最近は、乾きやすい工夫がされているものがほとんどです（例：TOTOの「ほっカラリ床」、リクシルの「キレイサーモフロア」）。
- 価格の目安: 柄入りのものにすると、数万円アップする場合があります。
タイル（例：タカラスタンダードのキープクリーンフロア）:
- タカラスタンダードのユニットバスに特徴的なタイル床です。
- 非常に丈夫で傷つきにくく、汚れが染み込みにくいため、高い清掃性を誇ります。
- 価格の目安: 樹脂製に比べて約7〜8万円程度高くなります。

6. 壁パネル

壁パネルは、浴室全体の雰囲気を決める重要な要素です。

通常、ユニットバスは4面のうち1面がアクセントパネルとして標準設定されています。これは、浴室に入った時に正面に見える壁に、木目調や石目調、カラフルなデザインなどを選んで、高級感や個性を出すためです。
価格の目安:
- アクセントパネルのグレード（素材やデザイン）によって数万円アップすることがあります。
- 注意点: 一般的に、2面だけをアクセントパネルにすることはできません。変更する場合は、1面だけにするか、4面全てを好きなパネルに変更することになります。
- 4面全てをアクセントパネルに変更すると、約10万円程度の追加費用がかかることがあります。予算と相談して決めましょう。

7. 天井の仕様

天井はあまり目立たない部分ですが、色によっては価格が変わることがあります。

ほとんどのメーカーで標準の色（白など）が選べます。
価格の目安: 黒などの濃い色を選ぶと、数万円アップする場合があります。これは、天井が暗い色だと空間が引き締まって見える反面、圧迫感が出る可能性もあり、選択する人が少ないため、特別な設定になっている場合があるからです。

8. シャワーヘッド・水栓

毎日の使い心地に直結する部分です。

標準的なタイプ: 節水機能が備わっているものがほとんどです。
オプション:
- 節水シャワーヘッド: より高い節水効果を持つタイプ。
- 手元ストップ機能付き: シャワーを一時的に止められるため、さらに節水できます。
- マッサージ機能（ジェット水流、ミストなど）: 入浴をより楽しむための機能。
- 価格の目安: 高機能なシャワーヘッドは2〜3万円程度の追加費用がかかることが多いです。
- オーバーヘッドシャワー: 天井から直接お湯が降り注ぐ、ホテルライクなシャワー。非常に人気がありますが、10〜20万円程度と高価なオプションです。

9. カウンター・棚

シャンプーやボディソープなどを置く場所です。

最近は、掃除のしやすさを重視し、壁にマグネットで取り付けるタイプの棚を後付けする方も増えています。
標準的なカウンター: 浴槽の縁や壁に一体型になっていることが多いです。
オプション:
- パナソニックの「スゴピカ素材」のように、水垢が付きにくく、清掃性の高い特殊素材のカウンターは、数万円程度の追加費用がかかります。
- 形状や収納力にも注目して選びましょう。

10. 排水口（排水目皿）

細かい部分ですが、お風呂の清掃性を大きく左右するポイントです。

標準は樹脂製が多いですが、ステンレス製への変更が強く推奨されます。
ステンレス製の排水口は、樹脂製に比べてぬめりが発生しにくく、髪の毛などが絡まりにくいため、非常に清潔に保ちやすいです。
価格の目安: オプションでステンレス製に変更する場合、定価ベースで約1万円程度の追加費用で済みます。この価格で得られる清掃性の向上は非常に大きいため、ぜひ検討してほしいポイントです。

11. その他のオプション（予算があれば検討したい快適機能）

ここまでは基本的な選定ポイントでしたが、さらに快適性を追求したい方のために、追加で検討したいオプションをご紹介します。これらは**「必須」ではありませんが、「あったら嬉しい」**と感じる機能ばかりです。

浴室暖房乾燥機:
- 価格の目安: 約10万円〜20万円程度。
- 冬場の入浴前の予備暖房、ヒートショック対策、雨天時の洗濯物乾燥、カビ予防のための換気・乾燥など、非常に多機能で人気の高いオプションです。
浴室テレビ:
- 湯船に浸かりながらテレビを楽しめます。防水仕様で、入浴をさらに充実させたい方に。
浴室除湿機:
- 価格の目安: 約30万円程度。より強力な除湿機能で、浴室内の湿気を徹底的に取り除き、カビの発生を抑制します。
床ワイパー洗浄（TOTOなど）:
- ボタン一つで、床を自動で水で流し、ワイパーで水分を切ってくれる機能。日々のお手入れをさらに楽にしたい方に。
ジャグジー:
- 価格の目安: 約10万円〜数十万円程度の高額オプション。自宅で本格的なジェットバスを楽しみたい方に。
照明のバリエーション:
- ダウンライト、間接照明、調光機能付き照明など、雰囲気を変えるための照明オプション。ホテルライクな空間を演出できます。
サウンドシステム:
- 浴室内にスピーカーを設置し、好きな音楽を聴きながら入浴できるシステム。

これらのオプションは、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、本当に必要かどうかをじっくり検討しましょう。

第4章：メーカーごとの特徴と価格帯を比較！

主要なユニットバスメーカーには、それぞれ強みや特徴があります。動画で紹介されたメーカーを中心に、その特性と価格帯の目安を見ていきましょう。（ご紹介する価格は、あくまでメーカーが設定する定価ベースの目安であり、実際の購入価格は大きく変動します。）

1. TOTO

特徴: 節水性能、清掃性の高さに定評があります。特に「ほっカラリ床」や「魔法びん浴槽」など、ユニークで実用的な機能が人気です。
主なシリーズ:
- サザナ（スタンダード）: 約116.6万円〜
  - TOTOの戸建て向け主力商品。ほっカラリ床や魔法びん浴槽が標準搭載で、基本性能が非常に高いです。
- シンラ（ハイグレード）: 約134.2万円〜
  - より上質な空間と快適性を追求したシリーズ。オーバーヘッドシャワーや調光調色照明など、高級感のある機能が充実しています。

2. LIXIL（リクシル）

特徴: デザインのバリエーションが豊富で、インテリアとの調和を重視したい方におすすめです。清掃性にも優れています。
主なシリーズ:
- リデア（スタンダード）: 約120.4万円〜
  - 新しい主力シリーズで、清掃性や機能性を高めながらもコストを抑えています。
- スパージュ（ハイグレード）: 約124.6万円〜
  - リクシルの最上位モデル。肩湯や打たせ湯など、入浴を贅沢な時間に変える機能が特徴です。定価ベースでのスタンダードとの差が小さいこともあります。

3. Panasonic（パナソニック）

特徴: デザイン性と機能性を両立させた商品が多く、家電メーカーならではの先進技術が魅力です。
主なシリーズ:
- オフローラ（スタンダード）: 約117.2万円〜
  - パナソニックの主力商品。スゴピカ素材など、独自の清掃性が特徴です。
- ビバス（ミドルグレード）: ※動画で紹介なし
- Lクラス（ハイグレード）: 約215.8万円〜
  - パナソニックの最上位モデル。デザイン、機能、素材の全てにおいて最高峰を追求した、非常に高価なシリーズです。

4. クリナップ

特徴: ステンレス製品に強みを持つメーカーで、耐久性や清掃性に優れた製品を提供しています。
主なシリーズ:
- ラクシア（スタンダード）: 約107.8万円〜
  - コストパフォーマンスに優れたシリーズ。
- アクリアバス（ハイグレード）: 約122.8万円〜
  - 「常夏シャワー」など、保温性の高い機能が特徴です。

5. Takara standard（タカラスタンダード）

特徴: 独自の「高品位ホーロー」素材にこだわりを持つメーカー。ホーローは熱に強く、汚れが染み込まず、傷つきにくいという優れた特性を持っています。
主なシリーズ:
- ホーロー浴槽やホーロー壁パネルが特徴で、耐久性や清掃性を重視する方におすすめです。
- ホーロー製品を選ぶと、他のメーカーよりも価格が高くなる傾向があります。動画内では、ホーロー浴槽だけで約450万円アップという極端な例が挙げられていましたが、これは特定グレードの「浴槽のみ」の価格ではなく、おそらくホーローを多用したハイグレードモデルの全体の価格差をイメージさせるための表現と思われます。実際には、ホーロー浴槽単体で数十万円程度のアップになることが多いです。

ユースケ

【重要！】定価はあくまで目安！

先ほども触れましたが、ここに挙げた定価はあくまでメーカーの希望小売価格です。実際の購入価格は、ここから大幅に割引されることがほとんどです。特にハイグレード品ほど、割引率が低くなる傾向があるため、定価の差が実際の購入価格の差に直結しないことも多いです。

第5章：ショールームを賢く使って、理想のお風呂を見つける！

たくさんの情報に触れて頭がパンクしそうになっている方もいるかもしれませんね。そんな時に心強い味方になってくれるのが、メーカーの「ショールーム」です。しかし、ただ行くだけではもったいない！賢く活用するためのコツをお伝えします。

1. ショールーム訪問は「2回」がおすすめ！

動画でも指摘されていましたが、ショールームは一度で全てを決めようとせず、最低でも2回行くのがおすすめです。

1回目の訪問：情報収集と体験
- 目的：「どんなお風呂があるのか」「どんな機能があるのか」を知ること。
- 各メーカーのラインナップ、デザインの雰囲気、浴槽の座り心地、シャワーの感触などを体験してみましょう。
- この段階では、細かな見積もりは不要です。まずは「見て、触って、感じる」ことを優先してください。
- 担当者には、無理に購入を迫られることはないので、気軽に質問を投げかけてみましょう。
2回目の訪問：具体的な検討と決定
- 1回目の訪問で、ある程度希望のメーカーやシリーズが絞れたら、具体的に検討するために再訪します。
- この時に、希望のサイズ、浴槽の素材、壁の色、必要なオプションなどを具体的に伝えて、見積もりを作成してもらいましょう。
- 可能であれば、事前にカタログなどで情報を集めておくと、担当者との話がスムーズに進みます。

2. 予習は必須！カタログとオンライン情報を活用しよう

ショールームの担当者は、あなたが事前に情報をある程度把握している前提で話を進めることがあります。そのため、何も知らないまま行くと、情報量に圧倒されてしまい、疲れてしまうかもしれません。

メーカーの公式サイト: 各メーカーの公式サイトでは、最新のカタログをダウンロードしたり、シミュレーションツールを使って色やオプションを試したりできます。
リフォームサイト: 他のリフォーム事例や、実際にリフォームした人の口コミなども参考になります。

これらの情報を活用して、自分たちがどんなお風呂を求めているのか、漠然とでもイメージを固めておきましょう。

3. 複数のショールームを回って比較検討！

できれば、複数のメーカーのショールームを回って、それぞれの特徴を比較することをおすすめします。

TOTOとリクシルは、どちらも浴室の主力メーカーなので、両方訪れると違いがよく分かります。
タカラスタンダードのように独自の素材に強みを持つメーカーも、一度見てみる価値はあります。
各メーカーの強み、弱み、そして「ここは譲れない」というポイントが見えてくるはずです。

第6章：実際の購入価格を決める要素と、賢い予算の立て方

ここまで、お風呂選びの具体的なポイントを見てきましたが、最終的に最も気になるのは「結局、いくらでリフォームできるの？」という部分ですよね。

1. ユニットバスの本体価格だけじゃない！総額を把握しよう

お風呂のリフォーム費用は、ユニットバスの本体価格だけで決まるわけではありません。以下の要素が総額に影響します。

ユニットバス本体価格: 選んだメーカー、グレード、サイズ、オプションによって大きく変動します。
既存浴室の解体・撤去費用: 今のお風呂を壊して運び出す費用です。
新しいユニットバスの組立・設置費用: 専門の職人さんが組み立て・設置する費用です。
給排水工事費用: 水道管や排水管の接続・移設費用です。
電気工事費用: 換気扇、照明、浴室暖房乾燥機などの電気配線工事費用です。
内装工事費用: 必要に応じて、脱衣所の壁紙や床の張り替え費用などです。
諸経費: 養生費、廃材処分費、現場管理費など、工事全体にかかる費用です。

これらの費用を全て含んだ「総額」で比較検討することが非常に重要です。

2. 見積もりは複数社から！

「適正価格」を知るためには、複数のリフォーム会社から見積もりを取ることが鉄則です。

同じユニットバスでも、会社によって仕入れ価格や工事費の設定が異なるため、見積もり額に差が出ます。
最低でも2～3社から見積もりを取り、内訳を比較検討しましょう。
見積もり書の内容を理解し、不明な点は納得がいくまで質問してください。
「一式」と書かれた項目が多い見積もりは要注意です。何が含まれているのか、具体的に確認しましょう。

3. 割引率のカラクリと注意点

動画でも触れられていましたが、ユニットバスの定価からの割引率は、製品や会社によって大きく異なります。

一般的に、スタンダードグレードの製品ほど割引率が高い傾向があります。
ハイグレード製品は、定価からの割引率が低い、あるいはほとんど割引がないケースもあります。
これは、メーカー側もハイグレード品はブランド価値が高いため、大きく値崩れさせたくないという意図があるからです。
そのため、「定価が安いから」という理由だけで選ぶのではなく、必ず「工事費込みの総額」で比較検討することが重要です。

4. 予算の組み方と優先順位

まずは、総予算を決めましょう。
次に、「絶対に譲れないポイント」と「できれば欲しいオプション」の優先順位をつけます。
- 例：「広さは1.25坪にしたい」「浴槽は人工大理石にしたい」は必須、「浴室暖房乾燥機はつけたいけど、テレビはなくてもいい」など。
優先順位が高いものから予算を割り当てていき、最終的なバランスを見ながら調整します。

第7章：お風呂リフォーム、知っておくと得する補足情報！

最後に、お風呂のリフォームを成功させるための、ちょっとした豆知識やアドバイスをお伝えします。

1. DIYはどこまで可能？ウォシュレット交換との違い

トイレのウォシュレット交換はDIYでも比較的容易な場合がありますが、お風呂のユニットバス交換は、電気工事や給排水工事など専門的な知識と資格が必要な作業が多く、DIYは非常に困難かつ危険です。

絶対に無理せず、専門のリフォーム業者に依頼しましょう。
水漏れや感電など、大きな事故につながる可能性があります。

2. 最新機能は常にチェック！

浴室の設備や機能は日々進化しています。今回の記事で紹介した内容も、2025年時点の最新情報ですが、今後も新しい技術や製品が登場するでしょう。

リフォームを検討する際は、必ずメーカーの公式サイトで最新情報を確認しましょう。
定期的に住宅設備の展示会などに足を運ぶのも、最新トレンドを知る良い機会になります。

3. 信頼できるリフォーム業者の見つけ方

お風呂のリフォームは、業者選びが成功の鍵を握ります。

複数の業者から見積もりを取る: 価格だけでなく、提案内容や担当者の対応も比較しましょう。
実績を確認する: 施工実績が豊富で、お客様からの評価が高い業者を選びましょう。
担当者との相性: 疑問や不安に丁寧に答えてくれる、信頼できる担当者を選びましょう。
保証内容の確認: 工事後の保証やアフターサービスが充実しているか確認しましょう。

まとめ：あなたにとっての「理想のお風呂」を見つけよう！

今回は、お風呂の「定価」と「実際の値段」のカラクリから、ユニットバス選びで決めるべき11の重要ポイント、主要メーカーの比較、そして賢いショールーム活用法や予算の立て方まで、お風呂リフォームの全てを網羅して解説しました。

定価と販売価格の差を理解し、必ず工事費込みの総額で比較検討しましょう。
広さ、グレード、ドア、浴槽素材、床、壁パネル、シャワー、カウンター、排水口など、詳細な項目を一つずつ丁寧に決めていくことが大切です。
TOTO、LIXIL、Panasonic、クリナップ、タカラスタンダードなど、各メーカーの特徴と強みを把握し、自分たちのライフスタイルに合ったものを選びましょう。
ショールームを賢く活用し、実際に見て触って体感することをおすすめします。
予算オーバーを防ぐためにも、優先順位をつけ、複数の業者から見積もりを取ることを忘れずに。