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【危険信号!】人気のガルバリウム屋根で後悔しないために知るべき「手抜き工事」とデメリットを徹底解説

リフォーム・住宅情報のプロが教える裏技
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ユースケ
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こんにちは!元リフォーム営業マンのユースケです。

「スタイリッシュな見た目に惹かれて、ガルバリウム鋼板の屋根に決めた!」 「軽くて丈夫って聞くから、きっと安心だよね?」

近年、デザイン性と機能性の高さから、新築やリフォームで絶大な人気を誇るガルバリウム鋼板の屋根。しかし、その人気の陰には、施工の品質によって大きく左右される「落とし穴」が潜んでいることをご存知でしょうか?

実は、ガルバリウム鋼板自体は優れた屋根材ですが、**「手抜き工事」**が行われると、数年後に思わぬ雨漏りや劣化トラブルに発展するケースが少なくありません。

今回は、私がこれまで数多くの現場を見てきた経験と、屋根工事のプロフェッショナルから得た知見をもとに、ガルバリウム鋼板屋根の隠れたデメリット、そして特に注意すべき「手抜き工事」の具体的な事例とその対策について、詳しく解説していきます。

この情報を知ることで、あなたは安心してガルバリウム鋼板屋根を選ぶことができるだけでなく、未来のトラブルを未然に防ぐ「賢い施主」になれるはずです。


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1. なぜガルバリウム鋼板屋根が人気なのか?そのメリットをおさらい

まず、ガルバリウム鋼板屋根がなぜこれほどまでに人気を集めているのか、そのメリットを簡単におさらいしておきましょう。

  • 軽量性: 瓦屋根などと比較して非常に軽いため、建物への負担が少なく、地震の揺れを軽減する効果が期待できます。耐震性の向上に貢献します。
  • 耐久性: アルミニウム、亜鉛、シリコンの合金でめっきされているため、錆びにくく、耐久性が非常に高いのが特徴です。メーカー保証も長く、製品自体の寿命は25〜40年以上とも言われます。
  • デザイン性: 薄くスタイリッシュな見た目は、現代的な住宅デザインと非常にマッチします。豊富なカラーバリエーションも魅力です。
  • メンテナンス性: 塗膜の耐久性が高いため、塗り替えなどのメンテナンスサイクルが長く、長期的なコストを抑えやすいとされています。
ユースケ
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これらのメリットから、「これからの屋根材はガルバリウム鋼板一択!」と考える方も多いでしょう。しかし、どんな優れた素材にも弱点はあります。そして、その弱点をカバーするのが「正しい施工」なのです。


2. 知っておくべきガルバリウム鋼板屋根の「隠れた弱点」とデメリット

ガルバリウム鋼板屋根を検討する上で、メリットだけでなく、その特性からくるデメリットや弱点も理解しておくことが大切です。

2.1. 湿気へのデリケートさ

ガルバリウム鋼板は「錆びにくい」とされますが、あくまで「表面」の話。素材は鉄をベースにしているため、湿気には比較的弱い性質を持っています。屋根の裏側に湿気がこもりやすい環境だと、内部から錆が発生するリスクもゼロではありません。

2.2. 熱の吸収と伝導

金属であるため、太陽の熱を吸収しやすく、屋根裏の温度が上昇しやすい傾向があります。これにより、適切な断熱・換気対策がされていないと、夏場の室内温度に影響を与える可能性があります。

2.3. 雨音の響きやすさ

金属屋根であるため、雨粒が当たった際の音が、他の屋根材(瓦など)に比べて響きやすいと感じる方もいます。最近は、裏面に防音材付きの製品や、下地に吸音材を施工することで軽減する対策も取られています。

2.4. 表面の保証と裏面の盲点

メーカー保証は表面の塗膜の劣化に対するものが中心で、裏面の保証がないケースがほとんどです。この裏面が湿気などで劣化した場合、保証対象外となることがあります。

2.5. 傷や凹みへの注意

軽量で薄いため、強い衝撃には弱く、重いものが落下したりすると凹みや傷がつきやすい側面もあります。また、屋根の上を歩く際にも注意が必要です。

2.6. 塩害地域でのリスク

海岸に近い地域など、塩害を受けやすい場所では、ガルバリウム鋼板といえども錆の発生リスクが高まる可能性があります。定期的な水洗いなどのメンテナンスがより重要になります。

これらのデメリットは、適切な設計と施工、そして定期的なメンテナンスによって最小限に抑えることが可能です。


3. 絶対に避けたい!ガルバリウム屋根の「手抜き工事」とは?

ガルバリウム鋼板屋根は、その特性上、施工のわずかなミスが重大なトラブル(特に雨漏り)につながりやすい屋根材です。熟練の職人による丁寧な作業が不可欠であり、「手抜き工事」は絶対に避けなければなりません。

ここでは、プロの視点から見た、特に注意すべき手抜き工事の具体例とその危険性について解説します。

3.1. ルーフィング(防水シート)の施工不備

屋根材の下に敷かれるルーフィングは、屋根の防水性能を左右する最も重要な要素です。ここでの手抜きは、直接雨漏りに直結します。

  • 重ね幅の不足:
    • メーカー指定の重ね幅(縦方向10cm以上、横方向30cm以上が一般的)が守られていないケース。
    • 特に緩勾配(勾配が緩い屋根)の場合、重ね幅が浅いと、毛細管現象で水が吸い上げられ、下地に浸水するリスクが高まります。
  • ルーフィングの破断・途切れ:
    • 屋根の角や立ち上げ部分でルーフィングを無理に切って立ち上げている、または途中でつないでいる。
    • ルーフィングは可能な限り一枚で連続させて施工することが重要です。わずかな切れ目や隙間から水が侵入し、下地の野地板を腐食させる原因となります。
  • タッカー(仮固定の釘)の打ちすぎ・打ち損じ:
    • ルーフィングを仮固定するタッカーの打ちすぎや、打ち損じて浮いている部分があると、そこから雨水が侵入する可能性があります。

3.2. のし水切り(外壁との取り合い部)の不適切な立ち上げ

屋根と外壁が接する部分に設置される「のし水切り」は、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。

  • 立ち上げ高さの不足:
    • メーカー指定の立ち上げ高さ(目安は6cm以上)が確保されていないと、雨水が壁の中に回り込み、雨漏りの原因になります。
    • 特に積雪地域や強風が吹き付ける地域では、より高い立ち上げが必要です。
  • 防水処理の不備:
    • 水切りと壁の取り合い部分に、コーキングなどの防水処理が適切に施されていない。経年劣化でコーキングが切れた際に、そこから水が侵入します。

3.3. 棟板金(むねばんきん)や換気棟の不適切な施工

屋根のてっぺんに設置される棟板金や、屋根裏の換気を促す換気棟は、雨漏りの発生しやすい箇所の一つです。

  • 貫板(ぬきいた)の固定不備:
    • 棟板金の下地となる貫板が、ストレート釘などで仮固定され、強風で抜けやすい状態になっている。抜けにくいスクリングネイルやビスでしっかりと固定されているか確認が必要です。
  • ビス打ちの防水処理不足:
    • 棟板金や換気棟を固定するためのビス穴からの浸水を防ぐコーキング処理が不十分。コーキングが薄かったり、打たれていなかったりすると、雨漏りの原因となります。
  • 換気棟の取り付け不備:
    • 換気棟の取り付け方が適切でなく、隙間がある場合。換気目的の穴から、雨水が直接屋根裏に侵入する可能性があります。

3.4. 板金の継ぎ手の不備

ガルバリウム鋼板の板金同士をつなぎ合わせる継ぎ目にも注意が必要です。

  • 重ね代の不足:
    • 板金同士の重ね代が十分に確保されていないと、毛細管現象で水が吸い上げられたり、強風時に雨水が吹き込んだりする可能性があります。
  • 固定不足:
    • 継ぎ目部分がしっかりと固定されておらず、浮きやズレが生じていると、そこから雨水が侵入します。

3.5. 雪止め金具の設置不備

雪止め金具は、積雪地域で雪が滑り落ちるのを防ぐ重要な部品ですが、取り付けが不適切だと雨漏りの原因になります。

  • 取り付け位置の不適切さ:
    • 屋根材を貫通する位置に取り付けられ、その穴の防水処理が不十分。
  • 金具の品質:
    • 錆びやすい素材の金具を使用していると、金具自体が錆びて屋根材を汚したり、そこから劣化が進んだりする可能性があります。

4. ガルバリウム屋根の「手抜き工事」を未然に防ぐための対策

では、こうした手抜き工事やトラブルから、大切な家を守るためにはどうすれば良いのでしょうか?

4.1. 信頼できる業者選びが最重要

これに尽きると言っても過言ではありません。

  • 豊富な実績と専門知識: ガルバリウム鋼板屋根の施工実績が豊富で、その特性を熟知している業者を選びましょう。
  • 自社施工の有無: 下請けに丸投げせず、自社の職人が責任を持って施工する業者の方が安心です。
  • 資格や保険の確認: 建築板金技能士などの資格を持つ職人がいるか、工事保険に加入しているかなども確認しましょう。
  • 見積もりの内訳が明確か: 使用する材料(ルーフィングの種類など)や、各工程の費用が明確に記載されているか確認し、不明な点は質問しましょう。安さだけで飛びつかないことが大切です。
  • アフターフォローの体制: 工事後の保証内容や、定期点検の有無なども確認しておくと安心です。

4.2. 施工中のチェックポイント

素人目には分かりにくい部分も多いですが、知っておくだけでチェックできることもあります。

  • ルーフィングの重ね幅: 現場で可能であれば、ルーフィングが敷かれた段階で、重ね幅が十分か(縦10cm以上、横30cm以上)目視で確認してみましょう。
  • ルーフィングの連続性: 特に屋根の角や出っ張り部分で、ルーフィングが途切れていないか、しっかりと立ち上げられているかを確認します。
  • ビス打ち箇所の防水処理: 棟板金や換気棟などの固定箇所で、ビスの頭にコーキングが適切に施されているか確認しましょう。
  • 板金の継ぎ目: 板金がしっかりと重なり、浮きがないか確認します。
  • 現場の整理整頓: 丁寧な施工を行う業者は、現場もきれいに保たれています。材料の管理やゴミの処理状況なども、職人の意識の高さを示すバロメーターとなります。

4.3. 第三者機関による検査の活用

最も確実な対策の一つが、第三者機関による工事検査の活用です。

  • 建築主(施主)とは別の立場の専門家が、図面通りに施工されているか、建築基準法やメーカーの基準を満たしているかなどを厳しくチェックしてくれます。
  • ルーフィング工事完了後や屋根材取り付け後など、各工程の要所で検査を入れることで、手抜きを発見し、手直しを促すことができます。
  • 費用はかかりますが、長期的な安心を買うと思えば、非常に有効な投資と言えるでしょう。

4.4. 適切な換気計画と断熱対策

ガルバリウム鋼板屋根の弱点である熱や湿気対策として、屋根裏の換気と断熱は非常に重要です。

  • 換気棟や軒裏換気口の設置: 屋根裏の湿気を排出し、熱をこもらせないための換気設備が適切に設けられているか確認しましょう。
  • 屋根断熱の強化: 屋根材の下に十分な厚みの断熱材を施工することで、夏場の室内温度上昇を抑え、冬場の熱損失を防ぎます。

4.5. 定期的な点検とメンテナンス

どんなに良い屋根材でも、経年劣化は避けられません。

  • 年に一度の目視点検: ご自身で屋根の異常(色褪せ、傷、凹み、ビスの緩み、コーキングの劣化など)がないか確認できる範囲で行いましょう。
  • プロによる定期点検: 5年~10年に一度は、専門業者に依頼して点検してもらうことをおすすめします。初期の劣化や損傷を発見し、早めに対処することで、大規模な修理費用を抑えられます。
  • 屋根の汚れ除去: 定期的に屋根の表面に付着した汚れや落ち葉を清掃することで、錆の発生リスクを低減できます。

5. まとめ:ガルバリウム屋根で安心の暮らしを!

ガルバリウム鋼板屋根は、確かに現代住宅にふさわしい優れた屋根材です。しかし、その魅力を最大限に引き出し、長期にわたって安心できる住まいにするためには、「手抜き工事」のリスクを理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。

  • 信頼できる業者選び
  • 施工中の適切なチェック
  • 第三者機関による検査の活用
  • 定期的なメンテナンス

これらのポイントを押さえることで、あなたはガルバリウム鋼板屋根のメリットを存分に享受し、雨漏りなどのトラブルに悩まされることなく、快適なマイホーム生活を送ることができるはずです。

ぜひ、今回の記事を参考に、あなたの家づくりを成功させてくださいね!

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