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外壁サイディングの賢い選び方!人気メーカー比較ガイド

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元リフォーム営業マン・ユースケが語る!後悔しない外壁材の選び方

ユースケ
ユースケ

こんばんは、元リフォーム営業マンのユースケです。

「家を建てるなら、外壁は何がいいんだろう?」 「メンテナンスが大変って聞くけど、本当に大丈夫?」

家づくりやリフォームを考えるとき、外壁材の選び方で悩む方は非常に多いです。外壁は、家の見た目を左右するだけでなく、雨風や紫外線から家を守る、まさに「鎧」のような存在。

しかし、一言で「サイディング」と言っても、その種類や性能はメーカーによって大きく異なります。デザインだけで選んでしまうと、数年後に後悔してしまうケースも少なくありません。

私自身、営業マン時代には、お客様一人ひとりのライフスタイルや、将来のメンテナンス計画をヒアリングし、最適な外壁材をご提案してきました。今回は、窯業系サイディングで特に人気の高い2大メーカーの製品を徹底的に比較し、皆さんが後悔しない外壁選びができるよう、その特徴や賢い選び方を詳しく解説します。

外壁材の主役!窯業系サイディングとは?

現在、日本の戸建て住宅で最も多く使われている外壁材が「窯業系サイディング」です。

これは、セメント質と繊維質を主な原料として、板状に成形し、窯で高熱処理して作られた外壁材です。デザインのバリエーションが非常に豊富で、木目調や石目調、タイル調など、様々な柄を選ぶことができます。

しかし、窯業系サイディングは、建物の構造上、板と板の間に隙間ができてしまうため、雨水が入らないように「シーリング材」と呼ばれるゴム状の目地を充填する必要があります。このシーリング材は、経年劣化するため、約10年ごとにメンテナンスが必要になります。

このメンテナンス費用が、窯業系サイディングのデメリットとして挙げられることが多いのですが、最近では、このデメリットを解消する画期的な製品も登場しています。

2大メーカーの特徴と人気商品徹底比較

ここからは、窯業系サイディングのトップシェアを誇る、KMEW(ケイミュー)とニチハ、それぞれの製品の特徴と人気商品について、詳しく見ていきましょう。

KMEW(ケイミュー):太陽光で汚れを落とす「光セラ」

KMEWのサイディングで最も注目すべき技術は、「光セラ(ひかりセラ)」です。

これは、外壁の表面に光触媒を塗布した画期的な外壁材です。この光触媒が、太陽光(紫外線)を浴びることで、外壁についた排気ガスやホコリなどの有機物汚れを分解し、雨が降るとその汚れを一緒に洗い流してくれる「セルフクリーニング機能」を持っています。

塗り替えの常識を覆す「セラミックコート」

さらに、光セラには「セラミックコート」という技術も施されています。このセラミックコートは、塗装を紫外線から守ってくれるため、外壁の劣化を防ぎ、色あせしにくいという特徴があります。

カタログ上は30年や40年を想定した耐久性を持つ製品もあり、長期的に見ても家の美しさを保ってくれる頼もしい存在です。

ユースケの視点:光セラは「長期的なコスト」を考える人に最適

営業マン時代、私は光セラを「10年後の自分へのプレゼント」だと説明していました。初期費用は他のサイディングより少し高価になりますが、その分、塗り替えやメンテナンスのサイクルを長くできるため、トータルで見たコストパフォーマンスは非常に高いです。

ただし、注意点もあります。約30年後の再塗装時には、光触媒が普通の塗料を分解してしまうため、専用のプライマー(下塗り剤)を使用する必要があります。また、再塗装をすると、残念ながら光触媒の効果はなくなってしまいます。この点を理解した上で、長期的なメンテナンス計画を立てることが重要です。

KMEWの人気商品トップ3

  1. フィエルテ:
    • 特徴: 鉄やコンクリートの質感をリアルに再現したデザインが人気No.1。重厚感があり、モダンでスタイリッシュな外観を求める方にぴったりです。
  2. シマンフラット:
    • 特徴: シンプルでフラットなデザインでありながら、石のような凹凸や何色もの色を重ねることで、陰影の美しい表情を生み出しています。グレー系の色が特に人気です。
  3. カルナック:
    • 特徴: サイディングの中でも珍しい18mmの厚さを活かし、柄の凹凸がはっきりとしているのが特徴です。立体感のあるデザインで、高級感を演出したい方におすすめです。

ニチハ:超低汚染性能の「プラチナコート」とメンテフリーの「フュージェ」

ニチハのサイディングも、KMEWに負けない優れた機能性を持っています。特に注目すべきは、「プラチナコート」と、シーリングのメンテナンスが不要な「フュージェ」シリーズです。

雨で汚れを洗い流す「マイクロガード」

ニチハの「プラチナコート」は、外壁の塗膜が浸水性を持つことが大きな特徴です。この塗膜に施された「マイクロガード」というコーティングが、空気中の水分子を吸着し、外壁の表面に水の膜を作ります。この膜が、汚れと外壁の間に浸透し、雨が降ると汚れを浮き上がらせて洗い流してくれるため、外壁をきれいに保つことができます。

メンテナンス費用を大幅に削減する「フュージェ」

ニチハのもう一つの画期的な技術が、「フュージェ・クール」シリーズです。

これは、サイディングの四方の継ぎ目を「あいじゃくり」という加工でつなぎ合わせることで、シーリング材を使わずに施工できるシリーズです。

窯業系サイディングは、通常10年ごとにシーリングの打ち替えが必要となり、これには数十万円の費用がかかります。しかし、フュージェ・クールはシーリングが不要なため、このメンテナンス費用が丸ごと削減できます。初期費用は少し高価になりますが、長期的に見るとコスト削減効果は絶大です

ユースケの視点:フュージェは「メンテナンスの手間」を省きたい人に最適

「とにかくメンテナンスの手間を減らしたい」という方には、フュージェシリーズを一番におすすめします。シーリングの劣化は見た目にも影響しますし、そこから雨水が侵入するリスクも高まります。その心配がなくなるのは、家を所有する上で非常に大きな安心材料です。

また、シーリングがないことで、外壁全体がすっきりとした一体感のある美しい仕上がりになります。特にシンプルでモダンなデザインを好む方には、ぜひ検討していただきたい製品です。

ニチハの人気商品トップ3

  1. モナビストーン調:
    • 特徴: 石の質感を繊細に再現したデザインで、特にチャコール系の色が人気です。落ち着いた雰囲気の外観に仕上げたい方におすすめです。
  2. フラットウォール:
    • 特徴: シンプルなフラットデザインで、特にホワイトが人気です。シンプルモダンな家によく合います。
  3. トリル:
    • 特徴: 表面に細かな溝があり、光の当たり方によって表情を変えるデザインです。ネイビー系の色が人気で、個性的でスタイリッシュな外観を演出できます。

ユースケが教える!失敗しない外壁選びのポイント

ここまで2大メーカーの製品を見てきましたが、最後に、元リフォーム営業マンとして皆さんに必ずチェックしてほしいポイントをお伝えします。

1. デザインだけでなく、機能性や耐久性を重視する

「外壁は家の顔」と言われるように、デザインは非常に重要です。しかし、それ以上に重要なのが、機能性や耐久性です。

  • 耐汚染性: どの程度汚れを洗い流してくれるか
  • 耐候性: どの程度色あせしにくいか
  • 耐震性: 地震に強いか

これらの性能は、家を長く美しく保つために不可欠です。カタログやホームページで、必ず性能表示を確認するようにしましょう。

2. 長期的なメンテナンス費用を計算する

初期費用だけで判断してはいけません。10年後、20年後にかかるメンテナンス費用も含めて、トータルのコストを比較検討することが重要です。

  • 光セラ: 初期費用は高めだが、塗り替えサイクルが長く、トータルのコストは抑えられる可能性がある。
  • フュージェ: 初期費用は高めだが、シーリングの打ち替え費用が不要になり、大幅なコスト削減につながる。

担当の営業マンに、メンテナンス費用も含めたライフサイクルコストをシミュレーションしてもらうと、より現実的な費用感を把握できます。

3. サンプルを実際に見て、触って、確かめる

カタログやパソコンの画面上では、外壁の質感や色が正確に伝わりません。必ずショールームに行って、大きなサイズのサンプルを実際に見て、触って、確かめるようにしてください。

特に、太陽光の下で見たときの色の見え方や、光の当たり方で変わる陰影の美しさを確認することが大切です。

4. 信頼できる施工業者を選ぶ

どんなに優れた外壁材を選んでも、施工する職人の腕が悪ければ、その性能を十分に発揮できません。

  • 丁寧な施工: シーリングの充填が丁寧か、ビスの打ち込み方が適切かなど、施工の丁寧さが家の寿命を左右します。
  • 専門知識: 窯業系サイディングは、メーカーごとに施工方法が異なることがあります。そのメーカーの製品に詳しい専門の業者に依頼することが重要です。

信頼できるメーカーの製品を選ぶことはもちろんですが、その製品を正しく施工してくれる業者を選ぶことも、外壁選びで後悔しないための非常に重要なポイントです。

まとめ:あなたの理想と予算に合った「最高の選択」を

いかがでしたでしょうか。

外壁サイディングは、デザインや機能性、そしてメンテナンス性など、様々な観点から選ぶことができます。

「とにかく見た目にこだわりたい」「メンテナンスの手間を減らしたい」「初期費用を抑えたい」など、あなたの理想や価値観によって、最適な外壁材は異なります。

今回ご紹介した情報を参考に、ご自身の理想と予算に合った「最高の選択」をしてください。そして、何か不安なことがあれば、いつでも信頼できるプロに相談しましょう。

皆さんの家づくりが、後悔のない素晴らしいものになることを心から願っています。

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